文句なしの星5つ。もうもう、たまらない。表紙からひきつけられる。
愉快痛快、胸キュン。
「わしは かえるの ごん。 ここは、 ちょっと みせられない。」
この初めの2ページで心わしづかみ。
ボタンのようなおへそを持つ、おへそがえる・ごん。おへそのボタンを押すと口から雲が出る。
ある時、人間の男の子・けんと出会い、一緒にけんの父親探しの旅へ。しかし道中、不思議な化け物が現れ…。
墨絵の迫力とちょっと力ぬ抜けたゴンの感じが魅力。色はゴンの緑とおへその赤のみで後は白黒。なのに、生き生きしていて、とっても楽しい。
言葉も無駄なくリズミカル。西遊記を読んだ記憶が蘇るような、活弁士の小気味良さというか、つい声に出したくなる楽しい言葉たち。
絶版なので、ぜひ復刊を!
4.5歳から楽しめると思う。
大人も、楽しめそう。
ご高齢の方にもぜひ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年2月13日
- 読了日 : 2016年2月13日
- 本棚登録日 : 2015年12月2日
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