おへそがえる・ごん 1ぽんこつやまの ぽんたとこんたの巻 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店 (1986年10月30日発売)
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本棚登録 : 174
感想 : 21
5

文句なしの星5つ。もうもう、たまらない。表紙からひきつけられる。
愉快痛快、胸キュン。
「わしは かえるの ごん。 ここは、 ちょっと みせられない。」
この初めの2ページで心わしづかみ。

ボタンのようなおへそを持つ、おへそがえる・ごん。おへそのボタンを押すと口から雲が出る。
ある時、人間の男の子・けんと出会い、一緒にけんの父親探しの旅へ。しかし道中、不思議な化け物が現れ…。

墨絵の迫力とちょっと力ぬ抜けたゴンの感じが魅力。色はゴンの緑とおへその赤のみで後は白黒。なのに、生き生きしていて、とっても楽しい。

言葉も無駄なくリズミカル。西遊記を読んだ記憶が蘇るような、活弁士の小気味良さというか、つい声に出したくなる楽しい言葉たち。

絶版なので、ぜひ復刊を!

4.5歳から楽しめると思う。
大人も、楽しめそう。
ご高齢の方にもぜひ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月13日
読了日 : 2016年2月13日
本棚登録日 : 2015年12月2日

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