運命の転機は三十歳でした。 (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社 (2017年1月10日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 8
5

攻めによる見事な作戦勝ち。待つこと実に12年。
最初から最後まで、攻めの手のひらで踊らされてる受け。
オレ様ジャイアン受けなんやけど、そこが可愛い。ワガママ発言の数々も憎めない。ただし、BLに限るやけどな!

攻めはひたすら受けを甘やかすんやけど、それも作戦のうち。
その罠にまんまとひっかかり、気付けば攻めがいないとダメになっている受け。
銀行員でそこそこの地位にいるので、結構頭いいはずやのに、なぜか攻めに関する事になると思考回路がダメになる。

両思いなんはバレバレちゃうの、と思うのに、受けは、まさか相手が自分を好きなはずないと思い込み、それならば一度だけ抱いてもらおうと、攻めの寝込みを襲うことを決心する。いや、頭悪すぎてどうした。返り討ちにあうに決まってますやん!!

これは受けのうっかり具合を楽しむほか、一見おとなしめ、優しい甘やかし攻めに見えて、その実、用意周到な攻めの腹黒さにびびるお話。いやほんとに。
一番敵にまわしたくないタイプですよ。

受け、もう、逃げられないからな。お幸せに。
ナイスカポー!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月18日
読了日 : 2021年11月18日
本棚登録日 : 2021年11月18日

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