戦争は人を壊し、仲良しだった人をも引き裂いてしまう。紙切れ一枚で大事な家族を招集して、紙切れ一枚で存在を決してしまう恐ろしい国。戦死するのが名誉で、戦死したらおめでとうと言われる。金属だけではなく、飼い犬も兵隊のために献納する。それがかつての日本だった。戦争の直接の描写自体も恐ろしいが、戦争へ向かって突き進む国の描写もまた恐ろしかった。本当に戦争は二度としてほしくない。犠牲になるのはいつでも一番弱い非戦闘民なのだから。
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- 感想投稿日 : 2022年8月23日
- 読了日 : 2022年8月23日
- 本棚登録日 : 2022年8月23日
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