「みんな集まって住んでいる。」
みんな違う家に住んでいるけど、周りには必ず何軒かの家があり、そこに集まって住んでいる。一軒家でもアパートでもマンションでも必ず周囲に人が集まって住んでいる。そこでなぜ人は集まって住むのかについて考えた絵本。
昔から人は集まって住んでいる。その理由は様々で農作物を共有するために集まって住んだり、敵から身を守るために集まり住んでいる。共通して孤立せずにみんなで支え合いながら生きていることが言える。支えながら町を形成しできたのが集落である。
現代では集落が少なくなったものの、色々な集まり方がある。集合住宅や学生寮、寄宿舎など、他にも一時的に集まるものとして学校や保育園、ホテルなどがある。
各個人は別なことをしていても、集まって住んでいると言ってもいいだろう。
集まって住む形からあらためて住むことや生活について考えてみる面白い本でした。
元倉眞琴さんの「いきいきとした街は歩いていて住んでいる人の様子や働いている人の様子がわかるような街」という考え方は良いなと思った。確かにオフィスビルやマンションは便利だけど、働くことと住むことが別々に作られている。普通に考えたらプライベートと仕事は分けたいのが当たり前ではあるけど、下町のような楽しさはあまり感じられないなと思う。両方が混在している方がより豊かな生活を営むことができるのだろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
建築
- 感想投稿日 : 2022年11月11日
- 読了日 : 2022年11月11日
- 本棚登録日 : 2022年11月11日
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