さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560)

著者 :
  • 中央公論新社 (2016年8月8日発売)
3.57
  • (12)
  • (41)
  • (29)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 397
感想 : 50
3

多くのWebサービスを立ち上げ提供してきた筆者がインターネット黎明期から今に至るまでのインターネットと人々の関係性を説明しています。その昔、インターネットがまだ一般家庭に普及していなかった頃は牧歌的で無限の可能性を秘めているように感じられていましたが、今となっては超監視社会のツールと化してしまい息苦しさが募るようになってしまったというインターネット史観を示しつつ、今後はコンテンツ過多になったが故にユーザの見たいものだけが見られる状況になり、インターネットが小さなコミュニティに分裂してそれぞれがパラレルワールドのように存在するようになるのではと未来予測しています。したがって今後大事なのはオフラインでの偶然的な出会いであると述べられています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2018年4月16日
読了日 : 2018年4月12日
本棚登録日 : 2018年4月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする