さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560)
- 中央公論新社 (2016年8月8日発売)
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多くのWebサービスを立ち上げ提供してきた筆者がインターネット黎明期から今に至るまでのインターネットと人々の関係性を説明しています。その昔、インターネットがまだ一般家庭に普及していなかった頃は牧歌的で無限の可能性を秘めているように感じられていましたが、今となっては超監視社会のツールと化してしまい息苦しさが募るようになってしまったというインターネット史観を示しつつ、今後はコンテンツ過多になったが故にユーザの見たいものだけが見られる状況になり、インターネットが小さなコミュニティに分裂してそれぞれがパラレルワールドのように存在するようになるのではと未来予測しています。したがって今後大事なのはオフラインでの偶然的な出会いであると述べられています。
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- 感想投稿日 : 2018年4月16日
- 読了日 : 2018年4月12日
- 本棚登録日 : 2018年4月16日
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