著者は花まる学習会の代表。
とはいえ、宣伝臭さは全くなく、小学生と中学生の子供を持つ私としては、示唆に富んだ内容であった。
私の子供たちの通う区立の小学校では、4年生の終わりに「立志式」というイベントが行われる。
4年生といえば、ちょうど10歳か11際の頃で本書のターゲットに重なるが、この立志式では、今までの小学校生活の振り返り、そこから得られた教訓、そして今後その教訓をどう活かしていくかということを児童が一人一人壇上に上がり大声で発表するのだ。
このことからも、著者が言うように10歳と言うのは子供の成長過程で大きな節目なのだと思う。
そして、著者は「10歳は子どもから大人への変わり目であり、親から自立する時」と言う。
と同時に親は子離れしなくてはいけない。
とは言っても、もちろん10歳で子供が自立できるわけもなく、「同性の親が、生きていく上での知恵と知識を伝授していくことが、10歳からの子育てには重要な鍵になる」という。
本書を読んでの感想は、意外と自分の子育ては間違えていなかったなということ。
ただ、下の子ももう10歳ということで、少しずす親から離れていってしまうのかと思うとちょっと寂しい…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教育・育児
- 感想投稿日 : 2021年2月20日
- 読了日 : 2021年2月15日
- 本棚登録日 : 2021年2月11日
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