猫のお告げは樹の下で (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社 (2020年6月4日発売)
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本棚登録 : 9155
感想 : 620
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連作短編集より印象に強く残ったエピソード。どの話も面白かったけど、特に好きな話より。

スペース
妙齢の女性が新たに再スタートを目指すお話。
自分で何でも決めつけず、何にも決まっていないと上書きする。という宮司さんのアドバイス。
すべては今からです。

人に歴史あり。嫌なことを言う人がいても、その人は誰かの優しい人かもしれない。自分も視点を狭めず想像力を膨らませなければ。

チケット
娘とコミニュケーションが取れず悩む父親。自分には娘は居ませんが同年代の話として興味深く感じられました。
またコンサートの出来事では会場あるあるとして、トロッコが近づいてきたらそうなりますよね、気持ちがよくわかります。

最後に宮司さんからその後のみんながどうなったかを語られたところも、スッキリして良い読後感となりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月17日
読了日 : 2023年3月17日
本棚登録日 : 2023年3月14日

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