落日悲歌 (角川文庫 た 14-3 アルスラーン戦記 3)

著者 :
  • KADOKAWA (1987年9月1日発売)
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感想 : 26
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王都エクバターナの様子はひとまず置いといて、物語はアルスラーンの初陣を追う。
そりゃまあ、タイトルが『アルスラーン戦記』なんだから、そうなりますよね。
とはいえ、アルスラーンが直接戦うわけもないのだけど。

心に屈託を抱えるバフマンから目を離すわけにはいかないので、腕の立つキシュワードを留守番に残し、シンドゥラへ侵攻するアルスラーン軍。
それにしても、パルスの万騎長っていうのは、相当に腕が立たないとなれないものなんだな。
ダリューンやナルサスはさておき、60歳を過ぎたバフマンの強さ。

屈託を抱えていたとはいえ、ちゃんとアルスラーンの良さを認めていたんだなあと、最後に思わされる。
アルスラーンの周りには優秀な人が集まるが、それは彼がきちんと優秀な人を活かすからだろう。
それも一つの才能?

さて、
“アルスラーンは十四歳と六か月。彼の前には、彼が知っているいくつかの謎と、彼が知らない何十もの謎が立ちはだかっていた。それらを克服したとき、彼は、「解放者アルスラーン」の名を後世に伝えることになるであろう。”
本当だろうな。

あとがきで、全体の構成を進めた結果、十巻から十五巻の間で完結すると言っています。
それ以上になることはありません、と。
この時思い描いていた結末と実際の結末は、同じものなんでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年2月27日
読了日 : 2018年2月27日
本棚登録日 : 2018年2月27日

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