ゼロから何かを創り出すことのできる人を尊敬する。
どうすればそういうことができるのか、才能のかけらもない私にはうかがい知ることができないけれど、この本で紹介されている漫画家4人は、生みの苦しみをすら楽しんでいる。
そういう人たちだから、長年第一線で描き続けられるんだなあ。
いくえみ綾を初めて読んだとき、くらもちふさこのばったもんか、と思ったことを思い出した。
くらもちふさこが好きだったからこそ、ちょっと許せなかったんだよね。
今なら笑って許せるけれど。
荒川弘の作品は読むと元気が出るんだよ。
彼女がバイタリティ溢れる人だからというのもあるだろうけど、読むと元気が出る作品を意識して創り出してきたということなのね。
一枚の絵、一コマ、一本の線に思いを乗せて、何かを伝えるのが漫画。
それを読み解き、思いを受け取るのが漫画を読む楽しみ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年4月2日
- 読了日 : 2020年4月2日
- 本棚登録日 : 2020年4月2日
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