自己啓発の時代: 「自己」の文化社会学的探究

著者 :
  • 勁草書房 (2012年3月7日発売)
4.15
  • (15)
  • (12)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 264
感想 : 23
4

向上心つよつよ人間なので 
(向上心は不安症だからかな。不安から逃げたいからかも)
去年のゼミで、
「なぜ現代では自己啓発がこんなにも受容されうるのか?」
自己啓発の内部にいる人間として、客観的に社会を分析することはとても難しかった。

だからこそ、本当の意味で初めて批判的に見ることが、否定的に見ることではないことを学んだ。そんな経験をくれた本!

そして、やっぱり人から社会を見るってとても難しいけれど、、出来たらかっこいい。

社会学の、当たり前を疑うってことの本質は、

当たり前を疑うことで、そこからはみ出ている人やものが見えてくる。

でもその人たちだって社会を構成するだいじな要因じゃないか!って。
生きている全員で作るのが社会だよって。私は感じる。

社会学は、自分が見えてるものが、いつまで経っても全部にはなりえないことを教えてくれる。

でもその事実を知ってる人と知らない人なら、
絶対知っている人の方が、
人に優しくできる本当に強い人だと思う。

そして今の私は、社会学の役目に対して一つそのような解釈をしている。

社会学の価値観、、好きなんだよな。

あと!!お世話になってる院生の先輩が、修士論文でこれに対して、牧野さんが気づけていない観点でバチーンってハマる説をだすのだが

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月31日
本棚登録日 : 2020年7月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする