幼女戦記 (1) Deus lo vult

  • KADOKAWA/エンターブレイン (2013年10月31日発売)
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この本を一言で言うならば「よく解る組織内生存術」と言ったところです。主人公であるターニャ・デグレチャフの行動理念は、合理主義的かつ権威主義的。それは勉学に励んだ二十代の我々にとっては、懐かしい学校生活を思い出させて仕方ありません。
その彼女(彼)が、存在Xという超常的な存在からその性根を批判され、魔法と銃器の唸る、WW1の彼の国を思わせる兵士となり、如何に成長せず社会を屈服せしめるか。そんなある意味でダークヒーロー物のような、暴力的なカタルシスの感じられる冒険活劇です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年2月4日
読了日 : 2018年2月4日
本棚登録日 : 2018年2月4日

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