学校教育の場で詩を教える際は客観的に理解しやすい詩が選ばれますが、筆者は理解できないこと自体を楽しむ詩が好みでそのギャップについて何度も書かれています。前者は自身の経験の再体験や再確認を行うに過ぎず、後者には未知の体験があるためでしょう。前者の詩にも面白いものはありますが、本書は後者に偏重しています。筆者の学生時代の詩との出会いを絡めて紹介される詩は、理解が難しく、面白く、興奮します。
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- 感想投稿日 : 2018年9月8日
- 読了日 : 2018年9月8日
- 本棚登録日 : 2018年9月8日
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