性別「モナリザ」の君へ。(8) (ガンガンコミックスONLINE)

著者 :
  • スクウェア・エニックス (2022年4月12日発売)
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本棚登録 : 327
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1〜8巻まとめての感想。
生まれた時には性別がなく、12歳前後から性別が変わるという世界観。それなのに、18歳まで性別がない主人公のひなせ。
幼なじみ2人に告白をされたことから、性別や自分、愛について考えることになる。
体への変化への戸惑いや、性への嫌悪感は思春期の入り口にあるものだ。けれど、この世界観だとそれもひとしおだ。
無性だった時に好きだった人が、自分の恋愛対象になる性別から外れてしまったら、まだ恋愛的に好きでいられるだろうか?私は自信がない。
それでも好き?恋愛感情はなくなる?正直どっちもありえると思う。

お友達は人生何周目?
そこまで悟らなくても、我慢しなくてもいいんだよと言ってあげたいが
この世界では、偏見が大きいだろうから苦しい気持ちもわかる。こういうキャラがいることで、より深く考えるきっかけになった。あの踏切のシーンが胸に響いた。


この結末はどっちともとれる。男だから女だからじゃない「ひなせ」を見つけられたいうこと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月4日
読了日 : 2024年4月4日
本棚登録日 : 2024年4月4日

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