1〜8巻まとめての感想。
生まれた時には性別がなく、12歳前後から性別が変わるという世界観。それなのに、18歳まで性別がない主人公のひなせ。
幼なじみ2人に告白をされたことから、性別や自分、愛について考えることになる。
体への変化への戸惑いや、性への嫌悪感は思春期の入り口にあるものだ。けれど、この世界観だとそれもひとしおだ。
無性だった時に好きだった人が、自分の恋愛対象になる性別から外れてしまったら、まだ恋愛的に好きでいられるだろうか?私は自信がない。
それでも好き?恋愛感情はなくなる?正直どっちもありえると思う。
お友達は人生何周目?
そこまで悟らなくても、我慢しなくてもいいんだよと言ってあげたいが
この世界では、偏見が大きいだろうから苦しい気持ちもわかる。こういうキャラがいることで、より深く考えるきっかけになった。あの踏切のシーンが胸に響いた。
この結末はどっちともとれる。男だから女だからじゃない「ひなせ」を見つけられたいうこと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月4日
- 読了日 : 2024年4月4日
- 本棚登録日 : 2024年4月4日
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