役所で「姻族関係終了届」用紙をもらおうとしたときの、最初の役所の人の対応が印象に残りました。「死亡届を出せば届け出は完了ですよ」と。
その人は若い男性でした。これは、この制度がまだ世間に浸透していないことを敢えて作者が表現していると思いました。とくに男性が、嫁がその立場に不満や疑問を抱えていることなど全く考えが及んでいないと。なんともうまい手口だ!
未亡人になって比較的早い段階で男女の関係がでてきて、そこはちょっとやな感じがしました。が、「じゃあ未亡人になったら、いつから次の男女交際はしていいのか?何日経った後ならいいんだ?」っという新しい疑問が湧いてきました。
最後は「縁」に感謝しながら、元姻族と良い関係を築けています。そこは主人公に拍手です。
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- 感想投稿日 : 2024年2月23日
- 読了日 : 2024年2月23日
- 本棚登録日 : 2024年2月3日
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