■総評
資本主義経済というゲームを戦略的に生きるために”ハックする”術が記載してある。大変面白く、勉強になる箇所が多い。内容を忘れてきたら要点のみ読み返したい。
■得られたこと
・アービトラージ(歪みに着目して勝負に勝つ)
・因数分解(隠れ因子)
・ポジション戦略(キャラ設定)
■本書のメッセージ
”お金、時間、資本”の3つをぐるぐると回しながら資本を大きくしていくことでそれまでは想像もできなかったことが実現できるのが資本主義。資本主義をハックして最短でお金を増やし自分の願望や夢を達成する。この世界で自由に生きたいならば、働き続けたりお金を貯め続けたりするのではなく、”資本”を増やすことが重要。
■資本主義で重要な考え方
・企業を経営するように個人が自分の人生を経営する。
・自分の時間を売らなくてもお金が生まれる仕組み=資本を所有することによって、もっと生産性の高い・イノベーティブな仕事や投資ができるようになる。
・常に長、中、短期の目標を意識しながら逆算で仮説を立て、自分が今やるべきことを徹底的に考え実際に実行していれば資本主義のゲームでは結果がでる。
・どれだけ質の高いやり方でどれだけの量をやったか。
■アービトラージ
周囲が気づいていない情報や価値や認識の歪みを活用すること。
→歪みに着目して勝負に勝つ!
・自分が参加しているゲームの構造を分解して、目標に最も早く到達できるルートは何か考える。
■資産形成の4つの選択肢
1. 人的資本
2. 金融資本
3. 固定資本
4. 事業資本
自分にとってのROIが一番高くなりそうな領域に投資する。
個人という株式会社を経営している感覚を持つことが重要。
■因数分解
周囲が気づいていないことを気がつくために深掘りする。
そのための手段として因数分解を使う。
・因数分解のコツは量×質、プロセス、5W1Hなど
■2元論からの解放
世の中は常に揺れ動く。
どちらも正論、落とし所を考える、両立する方法を考える、といった手段を取る。
あくまで大事なのはバランス。
■PER
PERを高めて戦略的にアービトラージを作る。
魔法が解ける前に追いつけば良い。
- 感想投稿日 : 2021年8月15日
- 読了日 : 2021年8月15日
- 本棚登録日 : 2021年5月12日
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