ソーシャル・ネットワーク [DVD]

監督 : デヴィッド・フィンチャー 
出演 : ジェシー・アイゼンバー  アンドリュー・ガーフィールド  ジャスティン・ティンバーレイク  ルーニー・マーラ 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.48
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本棚登録 : 1937
感想 : 328
2

少し前まで私なら、この映画の評価は★1つだっただろう。
かわいそうに、不愉快な嫌悪感を抱く作りに映画がなっているから。
しかし、私自身、facebookの態度に不満があり、ブログへと逆戻りしている。
それに電車の中の携帯依存症の人の電話を覗いてみると、最近はfacebookでなく、ツイッターを除いている人が増えた様に感じる。

facebookを楽しんでいた私に不満は割と早く訪れた。
人の個人情報を気楽に集めておきながら、お客様相談センターがないからだ。
そんな時に、上場をされて、何を考えている?先にすることがあるだろうと思ったのは、私一人ではないと思う。
それに、勝手に広告を入れたり、勝手に仕様を選択の余地なく、そして連絡もなく変更してくる。
少し、この映画を見て、真実に近いのかと納得してしまった。
わがままで、態度が傲慢なのだ。

それに、ツイッターやmixiがある今、特に発想も新しいとは思えない。

ただ、主人公に同情を覚えた。
最初はいた数少ない友達も失い、最後には一人になった。
見かけが地味だったり、ださかったりするだけで、自分がどうしようもなく価値のない人間なんじゃないかと感じてしまう気持ちはわかる。
私もどちらかというと、そんなカテゴリーだったから。
でも、時が流れ、私が努力した事がクールだと、かつてシャンデリアの光を浴びて光っていた人たちが寄ってきた。
私は、光を反射するのではなく、自分が光る事を目指し、努力したし、人の気持ちを大切にするようにしたから。
主人公も目指す方向を変えれば、悲しい結末にならなかったのではないかと思った。

弁護士さんの「最低な人間だとは思わないけど、最低な人間に見える生き方をしている」。これこそ、この映画のすべて。
映画が伝えたかったことに、現実の友達も大切にしろというメッセージも込められてるのかも。
そして、裁判のシーン、すごいわねと好意を示してくれる若手女弁護士にはフレンドリーに接するマーク。
寂しかったんだと思う。
彼女にも否定され、友達も自分を置いて新たなステップを歩もうとしている。
背伸びしなくても、いつだって、本当の友達なら立場が変わってもそばにいてくれたし、映画の中の友達はそう見える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: dvd
感想投稿日 : 2013年11月7日
読了日 : 2013年11月7日
本棚登録日 : 2013年11月7日

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