萌え経済学

著者 :
  • 講談社 (2005年10月30日発売)
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プロローグ 「萌え」という名の美学

萌え株急騰を考える
上海に広がる「萌え」
韓国でも広がる萌え市場は広がっている
萌え市場の大きさは?
浜銀総研による萌え市場の規模

1 「萌え」とは何なのか
なぜ「萌え」が生まれたのか
萌えを生み出す供給側の要因
萌えを生み出す需要側の要因

2 躍進する「萌え」産業
日本の潜在能力
天才原形師のフィギュア・アート産業
フィギュア・コレクターたちの情熱
超小型箱物ビジネスの秘密
「もえたん」成功の秘密
ロールプレイ・ビジネスの草分け
ディズニーリゾートは萌えの原点
進化し続けるメイド喫茶産業
ミリタリー萌え産業のメディアミックス
キャラクター・ビジネスを読み解く鍵
メイド足つぼマッサージという新発明
利益率の高いアパレル産業

3 アートに萌える豊かな日本へ
「成長産業」は消え失せた
高付加価値市場は規模が小さい
需要が飽和しないマーケット
商品がコレクションされる条件
コレクター心理を刺激せよ
食玩の隆盛
キャラクター・ビジネスと世代の記憶
商品のバリエーションが萌えを生む
がらくたがアートになる瞬間
洗練されているかが一つの分かれ目
アートがイタリア経済を空洞化から救った
感性を消費するイタリア人の生き方
中小零細企業こそがアートを追求する
目の肥えた消費者がアートを支える
イタリアと日本、モノ作りの差
芸術に金を出す国のアドバンテージ
経済を動かす人間の最も強い欲求
恋愛市場に潜在する起爆性と創造性
創造性を育む恋愛
極端すぎる日本人の消費感覚
悪女に学ぶ三つのマーケティング戦略
ブラックホール型のマーケティング戦略
おいしいとこだけ競争原理
メリハリのある消費の流儀

4 オタク化する消費とネット市場
オタクにはITがよく似合う
マニアックな商品がネット市場で生き残る
ヤフーオークションが成長し続けた理由
ネットの商品者ニーズはきわめて短命である
ネット版コバンザメ商法
違法商品にはまるな
進化するネット詐欺の手口
売り手のリスクが高いネットオークション
共同購入ビジネスの可能性
消費者の論理に襲った新しいマーケット
流通コストに見合った価格への模索
消費者が商品を開発するプロセス
トランスキット商品化の裏側
マニアなキャラクター・ビジネス
思い付きが生むイージーオーダー商品
少量輸入に根強いファンがいる理由
展開し続ける萌え取引とネット市場


エピローグ 日本の独自産業としての萌え

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用書
感想投稿日 : 2011年8月11日
読了日 : 2011年8月10日
本棚登録日 : 2011年8月11日

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