ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵 (文春文庫 い 112-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2024年1月4日発売)
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感想 : 12
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アートを観るツアー。申し込んでみたい。ここまで手厚くガイドさんが一緒に来てくれるとなると値段は相当高くなりそうではあるが。
優彩や桐子のようなガイドだったら癒される旅となりそうだ。

アートは、観るときの自分の状態によってどのように見えるかが変わる。碌山美術館にある『女』のエピソードで、アート旅に来た客がまさにその体験をする。
昔は『女』の像は苦しんでいるようにしか見えなかったが、今はたくましく強く見えると。
そういう体験をしてみたいと思う。
過去に苦手と感じてしまったアートも、なぜ苦手と感じたのか深掘りしていけば、自分の当時の精神状態が関わっていたことに気づくのかもしれない。

自然風景や美術を前にして、不意に何かを思い出したり、誰かとの思い出を振り返ったりすることは誰しもあると思うし、素直になれる時間でもある。
アート旅は生きていく上で必須では無いかもしれないが、間違いなく素敵な体験になるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月23日
読了日 : 2024年3月23日
本棚登録日 : 2024年3月23日

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