短編の日本文学小説の中から著者が12作品をピックアップして紹介しています。
日本文学小説という大きなくくりだと、読んでみたいけど読みにくそうというイメージがありました。この本で紹介されている小説は短いため、本書の途中でその作品を読んでみても楽しめると思います。
それにしても日本文学って暗い話が多いのでしょうか。暗いというよりは人間のディープな部分といったらよいのでしょうか。人間のヘンタイ的なところが表現されているものが多いように思います。(紹介されているのもそういうものが多いです)
それはいいのですが、それぞれのヘンタイ的な部分が全く「わからない」ということがないのが怖いところです。(僕だけかもしれませんが)
全ての人間が‘平準的‘で‘理性的‘なわけではありません。大なり小なり誰もが持っているヘンタイ性が、ヘンタイばかりの日本文学の作家達を輝かせ、今でも読み継がれているのかもしれません。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年9月20日
- 読了日 : 2019年9月19日
- 本棚登録日 : 2019年9月19日
みんなの感想をみる