有松の庄九郎

著者 :
  • 新日本出版社 (2012年11月1日発売)
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感想 : 22
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今に続く日本の大切な文化的産業を知ることが出来た。
登場人物は十代後半から二十代の若者達で、自分の暮らしをたてるために、苦労して月日をかけて有松絞りの技を習得している。
土地の開墾や、水はけの悪い土壌で農産物を育てる試行錯誤と苦労を乗り越えて今に続く産業になっていることに、深い感慨を覚える。

また、年配者は若者の未来を信じて勇気付け応援し、若者も感謝の心を忘れずに取り組む姿も美しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月9日
読了日 : 2023年3月9日
本棚登録日 : 2023年3月9日

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