夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え

著者 :
  • 文響社 (2020年7月9日発売)
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ガネーシャシリーズ第3弾。

今回の主役は自分の夢が叶うようにと、占いに頼る女性。
ご利益があるとか、占いとか、宗教とか、個人的にはあまり好きではない分野なので、どうなるのか興味が湧きました。

ガネーシャがピンクのスウェットを着た筋骨隆々の「ブラックガネーシャ」に変身し夢を叶える「課題」を与えてくれます。

実行するのが辛いので避けてしまいがちな課題を、主人公は頑張ってクリアしていきます。
今回は偽ガネーシャも出現し、競い合って行く方式で。

偽ガネーシャの教えは、商売を繁盛させる手っ取り早いコツ。
商品は売れるが、お客さんのためを思うと疑問が残る方法ばかり。

敢えて黒い方法と両者を比較させつつ、商売で成功する方法を分かりやすく教えてくれていました。


ブラックガネーシャの課題

○ 自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、それ以外は捨てる
○苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
○ 目標を誰かに宣言する
○ 次の順序で一つの分野のマスターに挑戦する
1.うまくいっている人のやり方を調べる
2.一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る
3.空いた時間をすべて使う
○合わない人を褒める
○気まずいお願い事を口に出す
○今までずっと避けてきたことをやってみる
○お客さんの目線で自分の仕事に感動できるところを見つける
○一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える
○自分の考えを疑ってみる
○自分にとって勇気が必要なことを一つ実行する
○優れた人から直接教えてもらう
○一緒に働いている人に感謝の言葉を伝える
○自分で自由にできる仕事をつくる
○余裕のない時にユーモアを言う
○「苦しみを楽しみに変える方法」を使って仕事、勉強、スポーツ、ダイエット、健康、美容、禁煙などの分野に挑戦してみる
「苦しみを楽しみに変える方法」
1.目の前の苦しみを乗り越えたら手に入るものをできるだけ多く紙に書き出す  
2.欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考えて、想像をふくらませる  
3.手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置く  
4.これらのやり方を自分流にアレンジする


「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか? 自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか? もし、そうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思てるもんは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいに──自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな」

みんなが『頑張る人生』と『頑張らへん人生』の両方を経験した上で、好きな方選んだらええ

『黒ガネーシャの教え』
○希少価値を演出する
○あえて自分の不利益になることを言って信用してもらう
○周囲の人間関係を断つ
○客を中毒にする

「稲荷の使てたテクニックちゅうのはな、相手を喜ばせることを突き詰めていったら、結果的にそうなることも多いんやで。相手のためを思った結果、自分の不利益になることを言う場合もある。そんときはお客さんの信用を得ることができるやろ。」

自己啓発系の本を読んで毎回共通して思うのが、
「人のため」に尽力するのが遠回りだけど、商売に限らず1番良い方法だということ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月23日
読了日 : 2020年10月23日
本棚登録日 : 2020年10月23日

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