「サクリファイス」シリーズ第3作。
自転車競技にかける挑戦者たちの短編6本。
アスリート✕ミステリーの要素がバッチリ融合。
誓、伊庭、赤城、石尾、ミッコなどお馴染みのキャラが躍動します。
彼らの生き様、「人生」に共感してしまいます。
胃腸の強さが記録に比例するところ、人間の体の仕組みとつながっていて興味深い。体脂肪率が一桁なので、脂肪がほとんどないのでダイレクトに食べたものがパフォーマンスに影響します。食べないとハンガーノックを起こしてペダルを踏めなくなる。なので、摂取の仕方も朝は糖質、炭水化物。昼は軽めで夜しかたんぱく質を摂れない。競技中はエナジーゼリー。なるほどな。
異国であれほど話せた言葉は使わないと錆び付いていく。自分の英語も使ってないから話せなくなってる。そうだよな。
ドーピング疑惑で二年間の出場停止、復帰一年はどこからも声はかからない。一ヶ月だって仕事休むのは辛いのにプロアスリートの数年は想像するにあまりある。
一歩一歩這い上がってるのに、一足跳びに越えていくものがいる残酷な現実。これも往々にしてある。だけど、タイプの違いってだけで、一歩一歩進むタイプが悪いとはいえないけど。
異国で戦ってる白石誓。ともにフランスで、スペインで、ポルトガルでの生活を楽しめた気がします。
見所がたくさんありました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月3日
- 読了日 : 2022年8月3日
- 本棚登録日 : 2022年7月25日
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コメント 3件
みんみんさんのコメント
2022/08/04
ちゃたさんのコメント
2022/08/04
みんみんさんのコメント
2022/08/04