リベラルアーツの学び――理系的思考のすすめ (岩波ジュニア新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2018年4月21日発売)
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感想 : 31

書いている先生が主に数学を教えている先生だったからか、数学の話が割と多く、すこし抵抗感があったが、それでも生きていく上で数学が不要になることは無いということを思いっきり突き付けられた。ここで取り上げられている話は、高校レベルでの見込める話ばかりで、恐らく著者も随分と噛み砕いて説明しているのだろうけれど、ところどころ難しく理解しずらいところもあったので、このレベルの話は理解できるようになりたいと思った。しかし、例えば数字の一番先頭に来やすい数字があるという法則だったり、アリバイが背理法の考えを用いたりしている、ということを知り、日常の中にある数学って面白いなと少し思えた。
また、今リベラルアーツ教育に興味を持っているけれど、そのためには今から科目を捨てたりしていたらダメだと思うし、文系に進んで受験で使わないとしても数学的思考は持っていないとお話にならないだろうし、今後の勉強に対する姿勢を変えていこうと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年7月12日
読了日 : 2021年7月12日
本棚登録日 : 2021年4月12日

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