犬の絵画の本を探していると、姿かたちもさまざまな愛らしい子犬がたくさん描かれている表紙に目が止まりました。画家の名前は伊藤若冲。ここ20年くらいのうちに評価が見直され、注目が集まっている江戸時代の画家です。
絵画の名前は「米斗翁八十六歳画(百犬図)寛政11年(1799)。若冲は寛政12年(1800)85歳で亡くなっており、死の翌年に描かれたとなっていますが、贋作とも見えず研究者を悩ませてきた曰く付きの作品だそうです(p88)。
小さい本ですが、動植綵絵の全作品掲載や水墨画のテクニックなど、若冲の魅力を余すところなく伝えた良書です。
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- 感想投稿日 : 2021年12月3日
- 読了日 : 2021年12月3日
- 本棚登録日 : 2021年11月29日
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