映像研には手を出すな!(2) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2017年9月12日発売)
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本棚登録 : 222
感想 : 8
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「大半の人が細部を見なくても、私は私を救わなくちゃいけないんだ。」というセリフに、アニメーターとしての矜恃よりも、アニメーションに実存のすべてを賭けているツバメの姿勢が読み取れて印象的だった。「誰かを笑顔に」という優等生的思考ではなく、まず誰よりも「私」を救済すること。他者準拠的にではなく、自己準拠的に創作し、徹底的に享楽すること。そのためにはじめられたのが、ツバメのアニメーションなのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年4月27日
読了日 : 2020年4月27日
本棚登録日 : 2020年4月27日

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