読了時間、約80分。
書き出しと結びの文章だけが決まっており、その間の空白をどう埋めて、どのようなストーリーが出来上がるかという短編小説。
いずれもストレートではなく、大喜利などで上手い解答を見た時に近いような爽快感が味わえた。中にはそれアリなの!?というアウトローな手法を用いたものも。
書き出しと結びのパターンが7つあり、そのパターンで各7つずつのものがたり、合計49の物語がつづられているが、どれも数ページほどでサクッと読めるものである。中には正直「うーん」と思ったものもあったが、総じて面白いアイディアが心地よかった。多種多様なパターンがあるので、納得しづらい作品もあれば、好みの作品も出てくるのではないだろうか。
個人的には「遠出」と「ふたり」がお気に入り。
あと表紙のつくりがちょっとオシャレ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月13日
- 読了日 : 2023年1月13日
- 本棚登録日 : 2023年1月13日
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