第三の性「X」への道――男でも女でもない、ノンバイナリーとして生きる

  • 明石書店 (2020年12月28日発売)
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感想 : 3
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ノンバイナリー当事者の自伝であり、多様な環境や考え方があることが分かる。共感する部分もたくさんあるし、二極化ではなくオペもなく、著者の苦悩が痛いほどわかる内容であった。
が、突然やってくる性被害の描写がキツくて何度か飛ばしてしまった。もちろん著者はもっとキツく、傷を負っているのは十分理解しているが…フラッシュバックや共感性のある人がこれを読むのはしんどい。Xを勝ち取るまで…より自伝の方が強くて、参考にできるところは少なかったかも。
後書きに救われた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月14日
読了日 : 2023年5月14日
本棚登録日 : 2023年5月14日

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