この作品に一貫しているのは「熱ければ良い、勢いさえあれば良い」という明快な指針で、現在の漫画を読んでストーリーや展開の先がある程度読めるようになっているような漫画読みには衝撃を与えること請け合い。「そんなんで良いのか!?」というコマの連続にアイデンティティクライシスに陥ってしまう。しかも笑いの質が絵柄を客観視し読者に与える効果を見越した上での“ボケ”なため、今現在読んでも・・・いや逆に今読んだほうが面白いと思う。ある程度パターン化した絵柄を逆手に取り笑いにするというのは「クロマティ高校」と同じタイプの笑いだといえる
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2005年6月23日
- 本棚登録日 : 2005年6月23日
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