本屋でパラパラめくって気になって買ってみてよかった。今年読んだノンフィクションのなかで今のところ一番面白い。
ただ、どんな内容の本かと問われると難しい。実際、このタイトルと帯で本の内容を想定すると科学と歴史についての本なんだろなぁ、というくらいだ。あと、ある程度、教養があった方が間違いなく楽しめるほんでもある。(特に科学哲学、科学史あたりの知識)
タイトル通り、今は時代の節目なのか、という問いを中心に話は進むが、オリンピックの話、地震の話、音楽を含むコピペ文化の話、江戸の経済の話と、話題だけ見ると?しか浮かばないだろう。
個人的に面白かったのが、申の巻の芸術は文明を先駆けるの話。音楽などいわゆるサンプリング文化が今後の科学研究の行く末を暗示しているというもの。
読んで何かを学ぶことはあまりないが、刺激を受けることは間違いない一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2015年5月21日
- 読了日 : 2015年5月21日
- 本棚登録日 : 2015年5月21日
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