ボスと最初に会って、トリッシュを助けた時点で、ブチャラティは既に死んでいた。
今の彼は、ジョルノの「ゴールド・エクスペリエンス」の力で、かろうじてこの世に留まっているに過ぎなかった。
既に痛みは感じなくなっていて、目や耳もほとんど機能していない。
それに気付いたボスは、トリッシュに擬態してブチャラティに接近することに成功した。
それを知らないブチャラティは、「タイムリミット」が近付く中、息も絶え絶えにトリッシュ(実際は擬態したボス)に話しかける。
「故郷の郊外に……トリッシュ…
小さいが………家を持っているんだ………
全てが………終わ………って
もし行くところがないのなら…
そこに住むといい…
近所には…
学校もあるし…
いいレストランもある………
海辺も近いんだ…
君には過酷な事がたくさん起こったが
新しい人生を楽しむ事ができるだろう…」
「……ありがとう……………
でもそんなことより……次はどっちへ向かえばいいの?」
正直ここがいちばん(邪悪さに)吐き気をもよおした。
「そんなこと」って!
「そんなこと」って何だよボス!!!
なに一つ「そんなこと」じゃないよ!わかってんのかよ!!イヤわかってないってことはこっちもわかってるけども!!!
自分は死にかけてるって言うかもう死んでるのに満身創痍の状態でその原因となったお嬢さんの行く末を考えて励ましの言葉までかけてるのにそしてボスはその辺の事情全部知ってんのによく「そんなこと」なんて言えるなお前は!!!!!
…あれ、おかしいなレビュー書いてるだけで目から汗が……。
私だったら間違いなく「その時はあなたも一緒に」てゆってる。
…でも、ゆったところでもう………(T-T)
- 感想投稿日 : 2011年11月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年11月6日
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