田中芳樹さんの物語の特徴って、その執筆方法にあると思うんですね
まず、大枠が決められる
結末とそこに至る具体的な流れ
この銀英伝も全10巻というのが最初から決められてスタートしています
もちろんそうでないシリーズや当初の予定から大幅に進路変更したシリーズなどもあるようですが、この銀英伝についてはそうです
では表現方法としてこの執筆方法がどういった影響を与えるかというと
なんとなく未来を暗示される表現が多用され、それがまたぐっときます
または直接的に「後世ヤンは…」みたいな表現もいいんですよね
これってまさに歴史小説ですよね
結末が決まっている歴史小説なんです銀英伝は
だけど実際の読者は当然結末を知らない
読者が結末を知らない別世界の歴史小説
ものすごい稀有なジャンルを生み出しちゃってるんですよね
って散々語り尽くされたこの名作に今更なんか偉そうに自説を語っちゃいましたねw
見逃してちょ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
田中芳樹
- 感想投稿日 : 2023年5月14日
- 読了日 : 2023年5月14日
- 本棚登録日 : 2023年5月11日
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コメント 3件
1Q84O1さんのコメント
2023/05/14
ひまわりめろんさんのコメント
2023/05/14
1Q84O1さんのコメント
2023/05/15