今一、影の薄いビザンツ帝国の千年の歴史を皇帝を中心に見ていく一冊。
ローマの末裔でありバルカン半島、小アジアの二つの半島を持つ巨大な国であるが、その分ありとあらゆる所から攻撃される可哀そうな国家でもある。
見所は国家とキリスト教の嚙み合わなさと、多民族を抑えることができずに徐々に瓦解していく有様である。
ユーラシア大陸の真ん中の半島という人間が交錯する巨大な繁華街であるビザンツ帝国は、島国日本とは真逆の立場の国である。比較しながら読むとより面白いかもしれない
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2023年1月30日
- 読了日 : 2023年1月30日
- 本棚登録日 : 2023年1月30日
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