生きのびるための社会保障入門

制作 : 春田吉備彦  奥貫妃文  河合塁  今野晴貴 
  • 堀之内出版 (2023年3月31日発売)
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3.7。だいぶ、わかりやすい。以前に社労士事務所に勤めていた時の記憶が蘇る。学び直しの為に読んでみたが、すごいわかりやすい!児童扶養手当は父子家庭は認められていなかったり、役所によっては、生活保護を受けさせない為、窓口を封鎖していたり、奨学金の自己破産が5年で15000件を超えているなど、社会保障の限界と闇を感じる事ができた。この様な闇を根本的に解決するための対策として、本書にもでてきたユニバーサルベーシックサービスという考え方がある。医療費や学費の無料といった必要な人が必要なニーズを満たす事ができる点という点が、全員に必要かもわからないベーシックインカムと違う点らしい。更にすでに実現されている老若男女を問わずのシェアハウスが、労働力や家族のケアといった相互補完となりうまく行ってるケースがあるらしい。前に読んだ兵庫の市長の政策もそうだが、是非、政府や地方自治体はそういった革新的な政策を実行してほしい。もう、猶予はほとんど残されていないと思うから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月27日
読了日 : 2024年3月26日
本棚登録日 : 2024年3月26日

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