少年犯罪の深層: 家裁調査官の視点から (ちくま新書 534)

著者 :
  • 筑摩書房 (2005年5月1日発売)
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感想 : 12
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少年犯罪が増えている、凶悪化しているというのはマチガイであるとは知ってい
たが、不可解な犯罪が増えていることは事実。

犯罪と自閉症スペクトラムなどの発達障害、脳との関わりとともに論じている。

事件を犯した子の父親が、「学校でいじめられたことに対する、うっぷん晴らし
の火遊びにすぎない。それがたまたま被害を出しただけである」として、一番か
わいそうなのは我が子というのは…。そういう親がいることはびっくり。

事件当時にはいじめがなくなって半年たっていた。いじめが原因ではないらしい。

だいたい、放火で人を1人死なせているのに、たまたま被害って…。

いろいろな親がいることで、教師と同様、児童相談所や家庭裁判所も親と話をつ
けるのに苦労しているのだなぁ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知識
感想投稿日 : 2007年12月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2007年12月1日

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