大泉洋が演じる、主人公の山崎鉄郎は商社で働いていたが、故郷の同級生たちに頼まれて町長になってしまう。
と、聞くとコメディタッチの物語のようにも思えますが、
実際は今後、さらに深刻化する高齢化社会の問題について考えさせられるわりとシリアスな作品。
原作は楡周平
話の根本自体はシリアスで
緑原町が抱えている150億円の借金を返済していくにはどうすればいいのか。
温泉も観光スポットもないような田舎町にどうやったら人が集められるのか。
そんな中町長になった山崎鉄郎が自身の経験から打開策を思いつき
その大きなビジネスプロジェクトを進めていくような話。
NHKがつくったらプロジェクトXみたいになりそうな話ですが、
結構かっこいい役なんだけれどもやっぱり3枚目になっちゃう大泉洋。悪徳議員の柄本明。真面目に故郷を愛する役がぴったりな、平山浩之。きれいでかわいくて強気な女性を演じる、壇れい。エリート商社マンそのものに見える渡部篤郎。
といった、素敵な俳優陣と、舞台となっている緑原町の田舎な感じが相まって、ちょうどいいリアリティが感じられると思います。
読書状況:読み終わった
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ワクワク
- 感想投稿日 : 2013年5月6日
- 読了日 : 2013年5月2日
- 本棚登録日 : 2013年5月2日
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