いつか、君へ Girls (集英社文庫)

制作 : ナツイチ製作委員会 
  • 集英社 (2012年6月26日発売)
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本棚登録 : 678
感想 : 86
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「あの日、君と」と合わせて4冊買い。
こちらは中田永一目当てで買いました。
Boysの方と同様、別に「いつか、君へ」的メッセージは別にありません。

これは中田永一目当てで買ったのだけれど、やっぱり面白かった。
全体的に「あの日、君とGirls」よりは共感できたように思います。

「てっぺん信号」(三浦しをん)★★★☆☆
しづくと江美利の間の話は女子高生あるあるみたい。
「げんきだすか」に変わったメッセージに勇気づけられます。

「きよしこの夜」(島本理生)★★★☆☆
欲しいものは求めるだけでは手に入らなくって、自分からあげようと思った時にふっと手に入るのかもしれません。

「カウンター・テコンダー」(関口尚)★★★☆☆
テコンドーが韓国のスポーツだと始めて知りました(笑)
こんな風な「強い」女の子に憧れます。草壁京子よりもずっと強く、幸せになるんだと思います。

「宗像くんと万年筆事件」(中田永一)★★★★☆
1番好きでした。本当のヒーローはヒーロー面していないんだろうな。
貸した10円以上のものを返してくれた宗像くんに泣かされました。

「薄荷」(橋本紡)★★★☆☆
25ページくらいの短くて、何気ない話なんだけど、どこか引っかかる感じが良い。ごめんねとありがとうを、幸福と悲しさを同時に感じるのは本当になんでなんだろう。

「ねむり姫の星」(紺野緒雪)★★★★☆
まさかの設定に面食らったけど、意外に面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ┗アンソロジー
感想投稿日 : 2012年8月2日
読了日 : 2012年7月3日
本棚登録日 : 2012年8月2日

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