ストーリーというよりは、雰囲気を読む、みたいな本だと思いました。そういう種類の本があると最近知ったのだけど、それ以前だったらあまり楽しめなかったかもしれません。
姉さんに拾われて半沢良となった主人公が履歴書とリレキショを書いて、ガソリンスタンドでの深夜バイトを始めます。そこで出会うウルシバラという少女。
なんだか現実感がなく、ふわっと優しく、澄んだ雰囲気。
痛みとか辛いことも確実に存在しているけれど、ほのかに匂わせる程度だから、優しいだけで成り立っているのかな。このまま優しいまま続いていってほしい話です。
少し前に「あなたがここにいて欲しい」を読んだばかりだったので、世界三大美徳のひとつ「仲良し」が出てきて嬉しかったな。
読書状況:読み終わった
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┣中村航
- 感想投稿日 : 2012年2月12日
- 読了日 : 2012年2月12日
- 本棚登録日 : 2012年2月12日
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