アリストテレスの「弁論術」に焦点を当て、現代でも応用できる考え方、テクニックを伝授する実用書。面白いのは、アリストテレスだって議論に勝つためには「正しい」ことだけではなく、議論の相手や聴衆の心理を見方につけたり、自分の人格が重要だと説いているということ。もちろん論理的な思考やしゃべり方も重要だが、それと同じくらい「信用できる人物か」「話のないように共感できるか」ということが大切かが説明されていて、上司や恋人、親、友人などに対して自分の意見を通す具体的な手法が満載だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2015年10月29日
- 読了日 : 2015年10月29日
- 本棚登録日 : 2015年10月29日
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