書店のブックフェアにて
早川書房希少本コーナー
「倉庫から直接持ってきました!」
と何故か早川の担当者さんが、鮮度をアピール
(むしろ売れ残ってたのなら鮮度が悪いのでは…)
ついつい買ってしまった。
主人公は犬の保護団体を運営し、恐ろしく暗い過去を持つ女性と、そのボーイフレンドの建築家
ある日、助けたゴールデンレトリバーに神秘的な力を感じ、自分の過去と対峙することになる。
謎のサイコパスカップル
主人公を追う二人組の探偵
さらに二人組の殺し屋
という構図で、物語が進む。
毎度のことながら、なんらかの不吉な「予兆」を描くのと狂気よりも奇妙な殺し屋やサイコパスを描くのがうまい。
今回の殺し屋は、読書家だった。
読書に生きる喜びを見出したり、ふいに全部意味のないことと感じていそうなのが好き。
期待させるといけないので書いておくと、ややあっさり目でいつも通りの話でした。
でも、作者の愛犬の追悼の意味を込めて描かれた作品として読んでみると、愛犬だけではなく、犬に対する愛情を感じる。
飼うことにたいする責任についても触れている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
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- 感想投稿日 : 2020年4月2日
- 読了日 : 2020年4月2日
- 本棚登録日 : 2019年2月22日
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コメント 2件
kuma0504さんのコメント
2020/04/02
ikezawaさんのコメント
2020/04/02