グラント郡シリーズ第二作
事件の凄惨さはいつもながら…読むのに力がいるしんどさ…
現在続いてる別のウィル・トレントシリーズでは、三作目からヒロインとして登場するサラ・リントンが主人公です。
あとがきでも書かれてましたが、現在の話ではサラは落ち着いた印象ですが、今作では感情で動く若々しいサラにちょっと戸惑いますね。(今の落ちつき具合は、うっすらと察してますが、この後色々とあったんでしょう…)
いや、ほんと前作で被害にあったレナの苦悩具合とか…
レナはウィルのシリーズ(現在)の方でも色々とあって…もうどう捉えたら良いのか…戸惑うことばかり
ロマンスとサスペンスで、扱う事件が重いので「コレ面白いよ!」って勧める類の本では無いのです。
複雑な関係、それぞれが抱えてる問題があってその上でぶつかり合う。
疲れる。答えがない。でも引き込まれる。現実は救いがなくて、予定調和で解決しないし当然なんだけど…どうも自分の体調と合わなかったのか中々「何読んでるんだっけ」と内容があまりにも辛すぎて、上滑りした感じで読んでしまう時があった。
どうも自分の場合、ウィル・トレントシリーズで展開される現在の視点「サラの過去にはどんなことがあったのか?」に重点を置いてしまいがちで"ジェフリーのこと"を気にして読んでしまうのが良くないのかも…
ジェフリーは陽気で軽い警察犬、ウィルは傷だらけだが賢く生きる捨てられた仔犬のような印象を受けた。
なんか、なんとなく犬。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月18日
- 読了日 : 2021年7月18日
- 本棚登録日 : 2020年12月17日
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