これほど昏い場所に (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン (2018年10月17日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 11
5

前兆のない自殺者増加の謎に、
同様の症状で
自身の夫を亡くしたFBI捜査官が迫るサスペンス

内容はベタな捜査官モノですが、やはりクーンツ…すごい惹きつけ方で読者を引っ張り読ませていきます。
謎を追う彼女を脅迫してくる邪悪な「彼ら」からの逃走劇など、クーンツあるあるが満載なのも嬉しい…
ただの焼きまわしと言うわけではなく、監視カメラやGPSによる「敵の網」テロ、邪悪な組織、政府機関 など現代の「1984」を盛り込んでます。

タイトルの「昏い場所」の意味とは
現代のアメリカの暗い未来への嘆き。

なのですが、暗殺者グレイマンの様な孤独な闘いをする主人公なのに、出会う良い人悪い人を含む様々な人の力を借り、進む姿に希望を感じる。

「これほど昏い場所に」
のあとに続くのは「光がある」なのかも?

ディーン・クーンツの新作がまた翻訳で読めるのが嬉しい。
一作目が2017年発表なのに、現時点(2018年)で四作執筆されているらしく(早すぎない!?)続編も読みたい。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2019年3月11日
本棚登録日 : 2018年10月23日

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