前兆のない自殺者増加の謎に、
同様の症状で
自身の夫を亡くしたFBI捜査官が迫るサスペンス
内容はベタな捜査官モノですが、やはりクーンツ…すごい惹きつけ方で読者を引っ張り読ませていきます。
謎を追う彼女を脅迫してくる邪悪な「彼ら」からの逃走劇など、クーンツあるあるが満載なのも嬉しい…
ただの焼きまわしと言うわけではなく、監視カメラやGPSによる「敵の網」テロ、邪悪な組織、政府機関 など現代の「1984」を盛り込んでます。
タイトルの「昏い場所」の意味とは
現代のアメリカの暗い未来への嘆き。
なのですが、暗殺者グレイマンの様な孤独な闘いをする主人公なのに、出会う良い人悪い人を含む様々な人の力を借り、進む姿に希望を感じる。
「これほど昏い場所に」
のあとに続くのは「光がある」なのかも?
ディーン・クーンツの新作がまた翻訳で読めるのが嬉しい。
一作目が2017年発表なのに、現時点(2018年)で四作執筆されているらしく(早すぎない!?)続編も読みたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年10月28日
- 読了日 : 2019年3月11日
- 本棚登録日 : 2018年10月23日
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