「なんてやつだ よろず相談屋繁盛記」シリーズに続く、「めおと相談や奮闘記」シリーズの開幕。
3歳で生きるか死ぬかの重病を経て、動物と話ができたり、記憶が飛んでしまうという症状が出たりという信吾。
子供の頃から好きで、強くもあった将棋指南所と相談屋を始めたのだが、悪党を懲らしめたことが瓦版で話題になり、嫁取り騒動が起こる。
似た物夫婦と、称される様ないいコンビの夫婦。
二人の間には何も隠し事がない。
鬼瓦と影で呼ばれる岡っ引きの権三親分、才能ある女将だった慎吾の祖母からも同じ様なアドバイスがあり、めおと相談屋を始めることに。
奇妙なファンタジーかと、勘ぐりたくなるお話だったが、
前回シリーズも回を重ね読み込んでいくと、人として社会の中で生きるとは?
苦境に陥った時にこそ、知恵を働かせ、より良い選択を、とか、人生の指南書としても読めそうなシリーズ。
今回は、より幅が広くなって、男目線だけでなく女目線からも、人生、生き方を観察できそうなシリーズに。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年8月13日
- 読了日 : 2020年8月13日
- 本棚登録日 : 2020年7月27日
みんなの感想をみる