江戸のハズレにある茶園は、父母が営んでいた。
医学を学びに長崎へ修行に行っていた兄、松次郎が、行方不明に。
その間、相次いで両親が亡くなり、今は叔父夫婦で切り盛りしている。
密かに茶園の一角に不眠症に悩む人を対象にした「ぐっすり庵」を開業した兄の秘密は、妹の藍と、茶園の女中で千住に嫁いだお久が知るのみ。
眠れるようになると口伝で広まるぐっすり庵。
そうこうしている間に茶園の経営状態が悪化。
人手にわたるいっぽ手前。
投資を受けて新しい事業を始めるのが一心。
何やら胡散臭い。
不眠症と心の安寧。
笑いあり、ほっこりあり。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月8日
- 読了日 : 2022年7月8日
- 本棚登録日 : 2022年7月6日
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