matoさんの感想・レビュー

高校教師の学級経営 最高のクラスをつくる仕事術

著者 : 栗田正行

• 明治図書出版 (2019年3月7日発売)

高校のクラス経営の本というのは珍しく、新しいクラスへの不安もあって購入しました。
見開きで1ページずつ、取り組みやすい事柄がたくさん載っています。
初めて担任をするという先生にとってとっつきやすい本だと思います。

初見や要録のためのクラスノートづくりや、やることリストなどの手間はかかるけど、やっておけばあとが楽になる取り組みや、ホームルームの小ネタなど、広く浅く取り扱っています。
発想の転換にもなりました。保護者への連絡の文書の話については、赴任中の学校が特殊なので、高校が三割しか届かないという一般論にびっくり。

学年ごとにまとめられているのも良いと思います。
なにより、一つずつの事柄で、なぜそうするのかという意図が大変明確です。
ノウハウばかりではなく、目的意識に則った学級経営が行えるような配慮があります。

感想投稿日 : 2021年4月10日

読了日 : 2021年4月10日

本棚登録日 : 2021年4月10日