キャッチーなタイトルでどうかと思ったが、なるほどちゃんとした議論をしている。
年金の話ばかりではなくて、保育の社会化や、配偶者控除の見直しといった社会保障全般についての考え方にも言及していて参考になる。
税制についても、社会保障目的消費税導入の意義を、所得税のもつ「雇用税」的な側面の問題性や、資産をもつ高齢者からの同世代間での再配分の可能性から論じており、一定の説得力がある。
良書。
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- 感想投稿日 : 2020年5月3日
- 読了日 : 2020年5月3日
- 本棚登録日 : 2020年5月1日
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