EA社の人気ゲーム「ニード・フォー・スピード」の実写映画版。主演にドラマ「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポール。
“凄腕のメカニックで天才的なドライビングテクニックを持つトビーは、親友を死に追いやり、無実の罪で自分を陥れたディーノに復讐するため、チューンナップされたスーパーカーが公道を走るストリートレースに出場する。法もルールも存在せず、勝つためには手段を選ばないライバルたちやトビー逮捕に執念を燃やす警察に追われながらも、トビーはゴールを目指すが…”
ストーリー部分はあらすじの内容が全てと言っても過言じゃないけど、良くまとまってて面白かった。ゲームを一度でもやったことがあれば、ちゃんとゲームを映画にしてるのが良く分かる。
カーレース物で言うと、ワイスピが代表的だけど、あちらのようにカーアクションとアクションのミックスというよりはただひたすらにカーアクションのみで展開します。レースだけじゃなく、街中での警察とのカーチェイスなどゲームに出てくる要素は大体押さえられてて、レースシーンは迫力もあった。でも基本的にずっと車に乗ってるシーンがほとんどなので“人間ドラマ”的な要素は薄い。よってせっかくのアーロン・ポールの演技力が活きてない気もするがそれは作品の性質上仕方ない感じでした。
アーロン・ポール見たさでこの作品を観ると先ほども書いたように物足りなさを感じるかもしれない。本作のトビーはブレイキングバッドのジェシーのような感情の起伏が激しいタイプではなく、非常にスマートな主人公。Bitch!Bitch!Fxck!Fxck!Run!Run!Run!なアーロン・ポールが観たければ素直にもう一度ブレイキングバッドを観るべき(∵)
ゲームの映画化としてクオリティが高く、カーアクション物としてもなかなか面白い良作でした。
- 感想投稿日 : 2015年1月14日
- 読了日 : 2015年1月6日
- 本棚登録日 : 2015年1月6日
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