高校数学でわかるシュレディンガー方程式―量子力学を学びたい人、ほんとうに理解したい人へ (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2005年3月17日発売)
3.58
  • (20)
  • (21)
  • (51)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 466
感想 : 36
5

元々理数系の人ならシュレディンガー方程式の感覚はつかめると思うが、量子力学の全ては網羅してないので注意。
解析力学の観点が説明ないが、ハミルトニアンが少し出るだけで、多分わざと説明してないと思う。
シュレディンガー方程式を、運動量、エネルギー保存則、波動関数、複素関数の微積分だけで導いているのは理解しやすい。
シュレディンガー方程式が電子が波動の性質をなぜ表すのか、肝心の理由は読み込んでボーアのモデルからようやく理解できた。
第3部で数値解析で解くのは具体的で理解しやすいし、多分今はコンピュータのお陰で普通なのだろうと思う。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月30日
本棚登録日 : 2023年12月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする