ジャケ買いというかタイトル買いした一冊。ネットで新刊チェックしていて気になって買おうと決めていたのだが、実際に店頭で帯のあおりを見てようやっと「高校球児ザワさん」の人かい!ということに気がついた。どーりで…独特な間や絶妙なツボを押さえてくるのは相変わらずです。
内容はゼロ戦乗りの日常を切り取った話。1巻では主要人物も出揃っていないようですし、複線らしきものや思わせ振りな謎が随所にあるので、次巻に期待大ってところでしょうか。…というわけであえて☆4。
ところで、この話は一戦交えた零戦部隊が空母に帰還する場面から始まる。零戦が飛行甲板に張られたアレスティングワイヤにフックをひっかける様子がアップで描写され、「被弾してるぞ!」の声と共に人々が駆けつける。
ちなみに、この1巻に登場する零戦はわりと初期型(21型だそうな)のもので、色はグレー。あのよく知られているグリーンの機体(52型)ではない。
だからトーン貼ってないのは手抜きじゃないよ!という4コマ漫画がオマケで収録されていて、知らんがな!と突っ込みたくなるこまか~い違いを図説し、「…という話を乗り物に興味のない人にするとしょっぱい顔をされる」というオチで締めている。
個人的にはアレスティングワイヤも十分アレな範囲だと思う。
「全く乗り物にキョーミのない人達」にはなんのシーンだかさっぱりなんじゃなかろうか、アレ(笑)
私個人(乗り物に多少興味はあるがそこまでではない程度)の話をすると、戦争映画など観ていて甲板に張ってあるロープは認識していたものの、アレなんじゃろ?程度でずっとスルーしていた。
それが、ある時、たまたま近代兵器の雑学的な本を読んでいて、あのワイヤがブレーキだという事実を知った瞬間は…まァなかなかの衝撃でした(笑)
近代兵器のくせに、なんつぅ原始的なシステムなんだ!っていう。理屈はわかるんだけど、戦闘機ってもうちょっと万能だと思ってたのだよ…。
というわけで、漫画の感想なのか何なのかよくわからん内容になってしまったけどココらでとりあえず〆。
- 感想投稿日 : 2015年3月29日
- 読了日 : 2015年3月21日
- 本棚登録日 : 2015年3月21日
みんなの感想をみる