[台東区図書館]
リサイクル本コーナーで。
最近は文字の一人読みを始めた幼稚園児向けの本を探しているので、ちょうどいいなと選んだ本。ただ、表題からしてきっと色々なパターンや色や、シーンでの空が紹介されていくのかなと思って読み始めたら、「一日の中で移り変わる空」というコンセプトだったのが、少し予想外れ。
表紙に書かれた筆者(ユニット)名から予想がついたように、ご夫婦による絵本で、(恐らく)作画を担当された奥さんは、昔歩いた場所での「風の匂いは変わらず、そこに照らされる光も同じだった」とのこと。同時に上に書かれた旦那さんは、「ひとつとして同じでない空が、すべての子どもたちの明日にいつまでも広がってくれるように」と。矛盾しているけれども全くその通りと思える、優しいタッチのこの空の絵本は、ゆったりとした気分になれて、子供には来る明日を見据えさせ、大人には懐かしい昔を思い出させる本にもなっている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自分用
- 感想投稿日 : 2021年12月4日
- 読了日 : 2021年12月3日
- 本棚登録日 : 2021年12月3日
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