9割がつい間違える身近な日本語 (だいわ文庫)

  • 大和書房 (2020年9月12日発売)
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本棚登録 : 16
感想 : 3
4

普段何気なく使用している身近な日本語をもとに、正しい日本語を解説している本。


気をつけようと思った言葉は、

‪✕‬新年あけましておめでとう
○あけましておめでとう
(明けるのは旧年。新年は明けない。意味が重複するので「新年」は不要)

‪✕‬高級フレンチの店だなんて敷居が高い。
〇紹介してもらった仕事を断ってから、叔父の家は敷居が高い。
(「敷居が高い」の本来の意味は、不義理をしたり、不面目なことがあったりしてその人の家に行きにくくなることを言う)

‪✕‬風のうわさ
〇風の便り
(もし「うわさ」を使うなら、「うわさに聞いた」とそのまま言えばOK)

‪✕‬ご存知
〇ご存じ
(「ご存知」は当て字。正しくはご存じ。)

‪✕‬自信なさげ
〇自信なげ
(言いにくかったら「自信がなさそう」に置き換えてもOK)


それまで間違った表現だとされていた言葉も時代の風潮によって許容されつつあったり、「むちゃぶり」や「のびしろ」のように今では当たり前に使われるようになった言葉が多くあり、改めて言葉(日本語)は面白いなあと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月31日
読了日 : 2021年1月31日
本棚登録日 : 2020年12月20日

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